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幻の称林寺(佛眼寺住職) |
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大和国宇智郡佐那手 称林寺 正応二年己丑十一月晦日
別当町阿闍梨覚弁」と記されていることが、すでに古鐘
研究者によって報告されている。
この梵鐘の所在については、仙崎の関係者から佐名伝
に問い合わされるまで全く知るところ
ではなかった。その問い合わせが「大淀町史」編纂の
機運が高まりつつある時期と重なり、町
教育委員会により調査がされて掲載されたことであっ
た。
この梵鐘により、称林寺の存在が判明したが、未だ
寺院<BR>
についての資料はない。その後梵鐘のみが
移動したと考えられる。
明治30年代に仙崎港の漁業は交通の発展により盛んと
なり、漁船の船出・寄港に関して連絡する
鐘として漁業関係者によって購入されたものである。
高台にある寺院に取り付けられ、漁への連絡
鐘として貢献した。 |
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